イギリスのYMSビザ、申請から取得までの流れ

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イギリスのYMSビザは取得が難しい!?と思われがちですが、近年、いろいろな記事や動画を見てみると、「一発で当たりました!」というお声をよく目にしています。このことから倍率が高いと言われつつも、挑戦する価値はありそうです!

もし少しでも、「イギリスに行ってみたい」、「YMSを試してみたい!」という方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
YMSの抽選時期から当選した後の流れまで分かりやすくまとめてあります。
また私の実体験も交えておりますので、イメージしやすいかと思います。

それではご覧ください。

YMSとは?

YMSとは、Youth Mobility Schemeを略したもので、イギリスにて就労する権利を与えられたビザのことです。

YMSで働ける期間は、2年間です。

定員は、年間1500人と言われています。

応募期間は、1年に2回あり、1月と7月です。

応募資格(抽選資格)

・日本国籍者
・日本政府の旅券(パスポート)を所持していること
・年齢は18歳以上30歳以下(当選後、パスポートをビザ申請センターに提出時点の年齢)
・過去YMSビザを取得したことがない
・扶養義務のある子どもの同伴がない
・過去28日間に最低£2530の資金を証明できる
※英国内からの応募はできませんので、注意が必要です。
こちらはYMSビザに限った話ではなく、どの国のビザ申請にも共通して言えます。

こちらのイギリス政府公式ホームページ「GOV.UK」をご覧ください。

応募期間

2023年度の抽選期間は、1月17日(火)午前00時01分から1月19日(木)午前00時01分までの間に行われました。
応募期間中に、募集専用メールアドレスへメールを送信します。

応募方法

応募者は、1名につき1通のメールのみエントリーできます。
また、当選者は、受付終了後にUKVIによってランダムに選ばれているため先着順ではありせん。

応募受付は、募集専用のメールアドレスに必要事項を記入の上、応募します。
募集専用のメールアドレス等を確認したい方は、こちらのイギリス政府公式ホームページ「GOV.UK」をご覧ください。

記入事項をご紹介します。
メールの件名には、以下の内容を英語で書いてください。
英国では姓名を間違わないように苗字は大文字/名前は小文字にする習慣があります。そのため英国大使館の公式ホームページでは、名前が小文字で記載されています。
(ただし、パスポート通り全部大文字でも問題ありません。)

メール件名申請者氏名生年月日(日/月/年)パスポート番号携帯電話番号
メール本文申請者氏名生年月日(日/月/年)パスポート番号携帯電話番号

当選発表は、メールにて届きます。
落選された方には、落選メールが届きます。
当選された方には、当選の確認、オンライン申請に関するメールが届きます。そのメールに従ってオンライン申請へと進みます。

ビザ申請に向けて事前に決めておくこと

当選後はオンライン申請とクレジットカードによる申請料金の支払いを完了する必要があるため、事前に以下のことを決めておきましょう。
・イギリスへの入国予定日
・現地滞在先
・過去10年間の海外渡航歴(トランジットを含みます)

オンライン申請の仕方

オンライン申請の流れは、ワーホリネット イギリスさんを参考にさせていただきました。

オンライン申請では次のような工程で進んでいきます。
・申請内容の入力
・支払い
・ビザ申請センターへの来館予約
・英語翻訳された資金証明書のアップロード
・必要書類の印刷&ダウンロード

オンライン申請時に、パスポートの返還に関して「郵送」を選択しておくと、ビザ申請センターへ取りに行く必要がありません。

オンラインでビザ申請中に支払う料金

ビザ申請料金£259(2023年1月31日時点)
IHS(IHS健康保険料)£940(年間£470✖2年間)

資金証明

応募資格にも記載した通り、過去28日間に最低£2530の資金を証明する必要があります。
証明する方法としては、以下3つのいずれかを選択します。
・預金通帳(Passbook/ Bankbook)
・英文残高証明書(A Letter From The Applicant’s Bank)
・取引明細書(Personal Bank or Building Society Statements)

私は、預金通帳の英語翻訳を選択したので、こちらを説明していきます。
預金通帳を選択した場合、
・銀行名、口座名義、口座番号、公印を証明できるページと
・28日以上連続した出納を証明できるページの英語翻訳証明書が必要になります。
そのため私は、1ページ目の見開き上下と、1番最近の出納が見えるページを英語翻訳してもらいました。

私は翻訳家が正しく翻訳した証明書、つまり翻訳した人のサインを加えた証明書を用意し、Upload DocumentsのFinancial evidence からアップロードしました。

提出書類に関する注意事項

コピー用紙は、すべてA4サイズにてコピーしましょう。
提出書類は、クリップ・ピン・ホッチキス、などは使用せずクリアファイルに入れて持参しましょう。

ビザ申請センターへの予約

英国ビザ申請センター「VFS Global」は、英国政府機関ではなく、民間の企業です。

ビザ申請センターは2ヶ所あり、
東京: 東京都港区東新橋2-3-14 エディフィチオトーコー4F
大阪: 大阪府大阪市中央区南船場1-3-5 リプロ南船場ビル10F

オンライン申請終了後、英国ビザ申請センター、通称VFSへの来館を予約しましょう。
予約リンクは、オンラインビザ申請終了後にメールにて送信されます。

来館予約を行うにあたり、まずはVFSGlobalの予約サイトにアカウントを登録する必要があります。
アカウントを登録後、ビザ申請センターへの来館予約に進みます。

ビザ申請センターでの手続き

予約時間の15分前までに到着しておきましょう。

ビザ申請センターでは、「BRP生体認証情報の登録」と、「必要書類の提出」を行います。

必要書類

●提出する書類
・チェックリスト1枚目(念のため5枚全部持参しましょう。)
・パスポート原本(パスポートを直接受け取りに来る方は、パスポート顔写真のページをカラーコピーしておきましょう。)

●提示する書類、以下の書類をA4サイズに印刷しておきましょう。
・YMS当選eメール
※セキュリティのため、来館時に提示する必要があります。
・受付予約の参照番号(Reference Number)が記載されたページ
・来館予約表(英国ビザセンターの予約サイトの最終ページから予約表PDFをダウンロードする)
・Appointment Confirmation(VFSから届いたメールに付随してあるPDFもダウンロードし印刷する。)

BRP登録

BRPとは、biometric Residence Permitの略で、生体認証付きカードのバイオメトリクス在留許可証のことです。

ビザ申請センターでは生体認証情報として指紋を採取し、写真撮影を行います。

BRP受け取り方法

イギリスに入国後、指定した郵便局へBRPカードを受け取りに行く必要があります。
基本的には、イギリスに入国後10日以内または、有効期限のいずれか早い日付までに受領する必要がありますので、ご注意ください。

指定した郵便局へ行き、「I would like to recieve my BRP card. 」と伝え、パスポートに貼付されているvignettes Sickerを提示すると、職員が持ってきてくれるはずです。

その際にスタッフより「滞在先」や、「携帯の電話番号」を聞かれることがあるため、事前にメモをしてすぐに答えられるようにしておきましょう。

パスポートの受領

審査完了後、ビザ申請センターに直接パスポートを受け取りに行く場合、
ビザ申請センターへの来館予約は不要で、決められた時間帯に来館しパスポートを受け取ってください。

郵送を希望する場合、
ビザ申請センターの窓口にて、もしくはオンライン申請時にて「宅配サービス」を申し込みます。

審査期間

審査期間は、15日と言われていますが、時期によっては7日~21日と幅があるようです。

私の場合は、ビザ申請センターへ提出してから7日で審査完了のメールが届きました。
その数日後には、パスポートも無事に自宅に届きました。

パスポートには、ヴィネットvignetteと呼ばれる入国審査表が張られています。こちらをイギリス入国時には提示しましょう。

さぁ、晴れてイギリスへ旅立つ時がやってきました。
続いて気になるのは、イギリスに入国してからの必要な手続きではないでしょうか?

イギリスに入国してから行う手続き、(例えばBRPの受け取り方など)をまとめた記事もありますので、ぜひそちらもご覧ください。

みなさまのイギリス生活が有意義なものとなりますよう願っております。

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